2021年6月12日土曜日

2005年ハーレーロードキングカスタムのハイビームにするとフォグライトが消える仕様に関して。

 



そして一昨年は「検査官の思い違いで不合格」という
ことも経験しました。

アメリカ国内の法律によって、ヘッドライトをハイビームにすると
自動的にフォグは消灯するのが一般的みたいで
我がロードキングカスタムも純正オプションのフォグを入れたら
そのようになりました。


「ハイビームにするとフォグが消える米国内仕様は
整備不良。このまえも車のハマーを不合格にしたんですよ。
それとおなじでね。フォグの球を外して再車検に来ても
通りませんからね。フォグそのものとスイッチを撤去して
からきてくださいねえ。」とドヤ顔のスットコドッコイに落とされました。

そうです。その2年前のナンバー灯でいちゃもんつけて落としたのと
同一人物のMr.スットコドッコイです。

彼がホウレミタマエと見せてきた法令書みたいなのにしっかりと
書かれていたのでその場は諦め、対策配線などを調べましたが
2006年1月以降に関してのみハーレージャパンよりリコールが出てました。

もともと我がロードキングカスタムはフォグは装備されておらず
純正オプションのフォグを個人輸入で装着したので
デーラーにもハーレージャパンに電話して聞いても正確な答えは
もらえません。HIDヘッドライトやグリップヒーターなどを
購入取り付けしてもらったカスタムショップに相談すると
「2万円くらいで配線作り直しますよ」と言われました。

ありがたいのですが、配線で2万円はキツイ、、、。
でもこれしか方法が無いんだったら仕方ないかなと
自分でネットで確認してみました。



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ハーレーダビッドソン・ジャパンは25日、『ヘリテイジ・ソフテイル・クラシック』など計48車種の前部霧灯用ハーネスに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

対象となるのは、2006年1月5日~2012年3月30日に輸入された1万4651台。

前部霧灯用ハーネスの設計過程における配線方法が、走行用前照灯点灯時に前部霧灯を点灯できない仕様になっている。

全車両確認後、該当するものは前部霧灯の配線に、対策ハーネスを追加するか、配線加工を行う。

不具合発生件数は584件で、本国メーカー及び同社の保安基準適合会議でわかった。本件に起因すると思われる事故は起きていない。


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うんうん、まさにこれです。
でもなんで2006年1月5日から?
ここに引っかかってもともとの法令書を確認しました。

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第4章/4-61 前部霧灯
Last-modified: 2014-03-30 (日) 22:55:53
審査事務規程 第4章 新規検査及び予備検査
審査事務規程4-61(46) -1-

4-61 前部霧灯
⑧ 前部霧灯は、走行用前照灯及びすれ違い用前照灯の
点灯状態にかかわらず、点灯及び消灯できるものであること。
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まさにMr.スットコドッコイの指摘したのはこれです。
敵もさる者引っ掻くもの、きちんとした知識はあるようです。

しかあし!
しかしMr.スットコドッコイはここの部分の知識が欠落していたのです。
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(3) 平成17年12月31日以前に製作された自動車については、
4-61-7(従前規定の適用③)の規定を適用する。(
適用関係告示第30条第1項、第2項第1号、第3項第3号、第4項関係)
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つまり我がハーレーはその規定が適用されないのです。
なるほど、ハーレージャパンのリコール対象が
「2006年1月5日以降」となっている理由がわかりました。

当たり前ですね。それ以前に輸入した車両に関しては
「何の問題もなし」なのですから。

Mr.スットコドッコイに言われるがまま2万円で
配線を作ってもらって合格した後に
この記述を見つけて文句を言っても2万円を
弁済しないのは間違いありません。

翌日になってこの書類をプリントアウトして
車検審査箱にいる最終検査官に持参し
無事に検査合格を勝ち取りました。

いくら他の検査官に文句を言っても
Mr.スットコドッコイには届かないでしょう。

今でもドヤ顔でユーザー車検受験者にこう言ってるのでしょう。

「米国仕様のフォグは車検通らないよ。球を抜いてもダメ。
フォグとスイッチを撤去して持ってきて」












 

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