2014年12月3日水曜日

大昔のNo. 2C Autographic Kodak JuniorをSONY α7用に改造

ひょんなことからコダックの蛇腹カメラ
No. 2C Autographic Kodak Junior(たぶん1918年製)を
入手しました。カメラコレクターではないので
撮影してみたくてしょうがありません。

しかし使用フィルムがA130という見たことも聞いたこともない
古い規格のもので、見慣れたブローニフィルムの2割増な大きさです。
装着されている「標準レンズ」も140mmf7.7という
4X5クラスの設定です。

フィルムが絶滅しているならしょうがありません。
デジタル化です。

できました。レンズだけを頂戴するような
無作法な真似は避け、裏蓋をアルミ板で
製作して丸穴をあけてNEXアダプター装着です。
本来の裏蓋に丸穴を開けるのが簡単なのですが、
文化財を破壊する罪悪感に勝てず、自作となりました。

後ろから見ると、お爺さんの背中を流す孫てきな
微笑ましい姿に見えなくもないです。
え?見えない??

ピントは蛇腹の伸縮式なので
無限からマクロまで行けちゃいます。

100年近く昔のレンズとは思えないシャープさです。
もちろん、絞り開放にすると「現代のレンズ」の
足元にも及ばない「まろやか〜な」描写になりますが
それもまたビンテージの味わいということで
許しちゃいます。

マクロ的な使い方も「やる気になれば」可能です。


動きのある被写体も、止まってくれれば大丈夫。


そうそう、じっとしててね。


柔らかく優しいボケ味なので、
奥にいるのが黒猫だということも判別できます。


止まってさえくれればこちらもプロです。
神懸かり的なピント合わせで速射です。


ただ、相手がじっとしていないと、、、、
ブレボケアレのオンパレードとなります。


やはり静物写真向きですね(^_^;)
植物の質感も、カラーフィルム発明前の時代の
レンズであることを忘れる発色に驚きます。


それにしてもこのカメラを持って歩いてると
何故か野良猫が「撮ってよ。」と出てきます。

本体は木で出来てますが、もしかしてマタタビの木から
作られたのでしょうか??











3 件のコメント:

  1. 素晴らしいですね。真似して、同年代の小型のKodak蛇腹カメラ(f=84mm F7.7)で試してみました。裏蓋を加工しなくても円形ハッチを外すだけでOKでした。近いうちに名古屋大学写真部OB会のブログに作品をアップします。

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    1. くにさん コメントありがとうございます。ハッチを外すだけでOKとは素晴らしいですね!名古屋大学写真部OB会のブログが非公開でなければ是非拝見させてください。

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    2. 名古屋大学写真部OB会ブログは公開です。
      http://nupcoba.blog.fc2.com/
      にアップしたのでご覧ください。
      それ以外にも、超オールドレンズの作品もあります。

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