たぶん1950年前後生まれのニッコールだと思います。
ニッカ用のLマウントなので
ライカに使えます。距離計もきちっと連動します。
そしてこの「黒襷」と呼ばれるレンズには
「なんちゃってマクロ(マイクロ)」な仕掛けもあるのです。
キャノンユーザーにキャノンというと目を三角に釣り上げて
「キャノンじゃ無い、キヤノンだ!」というのよ同様に
ニコンユーザーにはマクロでなくマイクロと言わないと
怒られます。
フィート表示のこの位置でクリックが設けられてます。
カメラ側のレンジファインダーはここまでです。
しかしクリックを超えてもヘリコイドは回すことが出来、
1.5フィート弱まで寄れます。
それにしても距離目盛が質素すぎですね。
ソニーのα7sで使う分にはまったく問題ないのですが。
無限遠ロックもライカタイプを装備していますが
惚れ惚れするデザインとなってます。
写りは真面目なニッコール的描写です。
鉄の描写がとても得意です。
なぜか鉄を撮りたくなります。
そしてライカファンには堪らない、
「ズミルックス35mm初期型のフレア」も
ファインダーでコントロールしながら
再現できちゃいます。
昔は現像するまで予想できなかったので
とても嫌われモノなフレアでしたが
現代では「ビンテージの味」と珍重されてますね。
さて、亀有で最近話題の(というかかなり前から話題ですが)
吉田パンが「それほど」並ばずに買えるようになってきたので
コッペパンを買って帰ってます。
開店当初は40分待ちなんてことになってたので
敬遠していたのですが、なるほどなるほど
これは並んででも食べたい味です。
このレンズをつけてブラブラしていたのが
ちょうどお盆の頃でしたので、
お盆をイメージしたカットを撮って見ました。
結局はみんな流れて行くのですよね。
こういう写真ではレンズのキャラクターなんて
どうでも良いのですが。(^_^;)
タイトル「いくら払ったら、この頃に戻れるんだろう?」