2024年7月22日月曜日

レリック処理されたプレシジョンベース、しかもマルチレイヤー



「バーボンストリートのライブハウスに貸出用ハウスベースとして
長い間いろいろなベーシストに弾かれまくった
サンバーストの1958年製プレベ。

あまりにもボロくなったので30年前にオーナーが
ダコタレッドでリペイント。トラスロッドも限界まで締まったネックや
断線気味なピックアップもアフターパーツのものに交換されて
誕生から60年以上も普通に現役。唯一無二の枯れたサウンド」

というていで、日本のトムマーフィーと噂される
レリック名人コンビによる手作業の逸品がこのベースです。

使い込まれて塗装の剥げたライカM2ブラックペイントや
色褪せたROLEXのGMTマスターなどに通じる美しさを
「現実的な低価格で再現」してくれているのが本当にありがたいです。

トムマーフィーのヘビーレリックは100万くらいじゃ買えません。
それをさらにマルチレイヤーペイントとなったら(゚Д゚ ;)

いや、トムはマルチレイヤーに手を染めないでしょうけど。



プレイヤーの肘がつねにあたる部分

ジーパンのベルトバックルでつく傷

ツーフィンガー、ピック弾き、チョッパーなど
何人ものプレイヤーに満遍なく使い込まれた証の
アノダイズドピックガードの再現もすごいです!


元のポリ塗装を全て剥がしてラッカーで下地処理してから
ラッカー塗料でサンバーストに塗装。

それをレリック処理してからダコタレッドで
マルチレイヤーオーバーペイント。

さらに仕上げのレリック加工をもう一度。


どれだけの手間と時間がかかっているのでしょう。
それを今回は研究用試作品がベースということで
「破格」で出品されていたものをさらに鬼畜な
お値引き交渉し(; ・ω・)(・ω・ ;)入手できました。

手持ちのベースが一本増えたら、一本手放すという
家庭内ルールなので使わなくなったベースを下げて
お茶の水の中古屋に売りに行かねば、、、。










 

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